広島の夏に備える軽自動車の暑さ対策|エアコン・バッテリー・燃費のプロのアドバイス
広島の夏に備える軽自動車の暑さ対策|エアコン・バッテリー・燃費のプロのアドバイス
広島の夏が軽自動車に厳しい3つの理由
要点を先に言うと、広島の夏の厳しさは「高温多湿」「市街地の渋滞」「坂道・山道」の3つに集約されます。瀬戸内海式気候の広島は、夏は晴れの日が多く、湿度も高め。近年は35度を超える猛暑日も珍しくありません。そこに市内中心部の渋滞が加わると、低速走行でエンジンルームに風が入りにくくなり、エアコンにもエンジンにも負荷がかかりやすい状況が生まれます。
さらに、広島は平地が少なく坂の多い街。安佐南区や西区の団地への上り坂、湯来や北広島方面への山道では、エアコン全開+上り坂という、エンジンにとって一番しんどい組み合わせが日常的に発生します。軽自動車は排気量660ccと小さいぶん、この負荷の影響を受けやすいんですね。だからこそ、夏前の準備と乗り方の工夫が効いてくる、というのがこの章の結論です。
車内の熱気を素早く逃がすコツ
炎天下に駐車した車内は、外気温よりはるかに高温になります。真夏の閉め切った車内はダッシュボード付近を中心に非常に高温になることが各種の検証で報告されており、乗り込む前の「熱気逃がし」がエアコンの効きを大きく左右します。手順はシンプルです。
② エアコンは外気導入で作動させ、走り出して熱気を排出する
③ 車内の温度が下がってきたら内気循環に切り替えて効率よく冷やす
それから、駐車時の工夫も効果的です。フロントガラスにサンシェードを立てるだけでも、ダッシュボードやハンドルの温度上昇はかなり和らぎます。窓ガラスにUV・IRカット機能のある車種なら、その効果も味方につけられますね。ちなみに、チャイルドシートの金具は想像以上に熱くなることがあります。小さなお子さんを乗せるご家庭は、タオルをかけておくなどのひと工夫をおすすめします。なお、短時間でも子どもやペットを車内に残すのは大変危険ですので、絶対に避けてください。
エアコンの効きと燃費を両立させる使い方
結論として、夏のエアコンで燃費への影響を抑えるコツは「冷やすときは一気に、安定したら控えめに」です。エアコン(コンプレッサー)はエンジンの力を使って動くため、使えば燃費に影響します。とはいえ、我慢は熱中症のリスクにつながるので禁物。効率よく使うのが正解です。
効率の良い設定のポイント
冷え始めは風量を強めにして一気に温度を下げ、落ち着いたら設定温度を極端に下げすぎず、風量もオートに任せるのが基本です。内気循環を上手に使うとコンプレッサーの負荷が減り、結果的に燃費にもやさしくなる傾向があります。ただし内気循環を長時間続けると窓が曇りやすくなったり空気がこもったりするので、ときどき外気導入に切り替えるとより快適です。
「効きが悪い」と感じたら
エアコンフィルターの目詰まりは、風量低下や嫌なにおいの定番原因です。フィルターは1年または1万kmごとの交換が目安とされることが多く、数千円程度で交換できます。それでも効きが悪い場合は、冷媒ガスの不足やコンプレッサーの不調など点検が必要なケースもあります。実際、店頭では「フィルターを替えただけで風が全然違う」と驚かれるお客様が多いですよ。夏本番の前に一度チェックしておくと安心です。